リライト②~時系列~ [リライト]
今回はリライトの時系列をまとめます。
複雑ですが、これを押さえておくことで理解のしやすさはぐっと上がります。
目次です。
1・時系列~保彦目線~
2・時系列~美雪目線~
3・時系列~友恵目線~
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1・時系列~保彦目線~
目次に書いた通り、リライトの時系列を把握するために必要な目線は保彦と友恵と美雪だけです。
初めに保彦目線ですが、もちろん最も複雑な時系列です。
しかし、わかりづらいかもしれませんが初めから順に事実を追っていこうと思います
・1992年7月1日、2311年からタイムリープしN中学校に転入
・1992年7月3日、旧校舎にて美雪と接触
・1992年7月4日、目的などを説明する
・1992年7月12日、図書館へ出かけた際に友恵に会い、蔵へ案内される
・1992年7月18日、茂と美雪と3人で夏祭りに参加
・1992年7月21日昼、旧校舎崩壊事故に巻き込まれるも美雪のタイムリープによって助かる
・1992年7月21日夜、美雪に別れを告げ、未来へ帰ろうとするも帰れないので焦って昼の旧校舎にタイムリープ
・1992年7月21日昼、過去の自分に接触しようとし、旧校舎崩壊
・1992年7月1日(2周目)、茂に接触し、事情を説明
・1992年7月2日(2周目)、茂が保彦を信じ、協力すると決める
・1992年7月3日(N周目)、旧校舎にてN人目のクラスメート(以下Aさん)と接触
・1992年7月4日(N周目)、目的などを説明する
・1992年7月12日(N周目)、図書館へ出かけた際に友恵に会い、蔵へ案内される
・1992年7月18日(N周目)、茂とAさんと3人で夏祭りに参加
・1992年7月21日昼(N周目)、旧校舎崩壊事故に巻き込まれるも、Aさんのタイムリープによって助かる
・1992年7月21日夜(N周目)、Aさんに別れを告げ、昼の旧校舎にタイムリープ
・1992年7月21日昼(N周目)、過去の自分に接触しようとし、旧校舎崩壊
(この期間を繰り返す、Nは2~39)
・1992年7月3日(40周目)、旧校舎にて39人目のクラスメート、友恵と接触
・1992年7月21日昼(40周目)、旧校舎崩壊事故に巻き込まれ、友恵がタイムリープの薬を使わなかったが助かる
・1992年7月21日夜(40周目)、友恵に別れを告げ、未来へ帰ろうとするが友恵に脅されてこの時代に留まることになる
・1992年7月21日以降某日(明確な記述なし)、友恵に脅されて過去に戻り、クラスメート全員の記憶を操作し、夏の物語を体験させないようにする
・1992年~2002年、この時代に留まる
・2002年8月8日、亜由美に忠告する
大雑把ですがこんな感じで。
7月3日から21日までの18日間をタイムリープしまくったのですが、最終的に未来へ帰れず、2002年の章の中でストーカーとして扱われております。
実際はストーカーではなく、亜由美や美雪に忠告を促すために存在しています。
少しでもわかりやすく…ということで図解してみました。
綺麗な字でなくて申し訳ありません。
訂正
38回→39回
39回目→40回目
これからもできるだけ図解していこうと思います。
保彦は1周目(美雪)のとき、7月21日の夜に未来へ帰ろうとしますが、帰れません。
これは保彦が探している本の著者が美雪ではなかったためです。
著者が美雪ではない=本が書かれない、なのでこのまま保彦が未来へ帰ると未来で本を発見した保彦がパラドックスになるため、存在そのものが消滅する可能性がある、と茂が語っております。
最終的には友恵にすべて見抜かれ、逆手に取られ、保彦が行ったことよりも恐ろしい計画に加担させられます。
2・美雪の時系列
N中学校2年4組は保彦を除いたクラスメート40人と細田先生を加えて41人のクラスでした。
さらに夏の18日間を体験したのは、茂を除いた40人です。
その中で最後の一人、すなわち友恵、以外のクラスメート38人と細田先生の39人はまったく同じ体験をしました。
ここでは美雪の時系列をまとめますが、友恵以外のクラスメートと細田先生を加えた39人全員に当てはまると思ってください。
・1992年7月3日、旧校舎にて突然現れた保彦に出会う
・1992年7月4日、保彦から目的などを説明される
・1992年7月12日、保彦と図書館へ出かけた際に友恵に会い、蔵へ案内される
・1992年7月18日、茂と保彦と3人で夏祭りに参加
・1992年7月21日昼、旧校舎崩壊事故に巻き込まれるが、薬を使い10年後へタイムリープし携帯電話を持ち去って保彦を助ける
・1992年7月21日夜、保彦とキス(男子は握手)をして別れを告げられ、保彦が未来へ帰ってしまう。
・1992年7月21日以降某日(明確な記述なし)、保彦に記憶操作され、夏の物語を体験しない
・2002年7月21日、10年前の自分が来ない
おそらく全員このような形になると思います。
茂と協力して行動を監視してもらい、小説に書かれている内容を追体験し、保彦が全員に共通の記憶を植え付けようとします。
しかし、友恵の計画によって、クラスメート全員は夏の体験をした後に記憶操作され、夏の物語を体験しないことになります。
夏の体験は記憶のみとなってしまったため、実際には体験しておらず、10年前の自分が来なかったという現実と記憶の齟齬が生じてしまったのです。
図解してみました。
リライトの作中の世界は記憶操作され、夏の体験をしなかった世界です。
「体験した」という記憶のみが残っています。
3・友恵の時系列
友恵だけは他のクラスメートとは違う体験をした、というか自分から違う行動を取りました。
夏の18日間は保彦と茂によって操られ、全員が同じ体験をするようになっているはずなのに何故友恵だけ違う行動が取れたのでしょうか。
それはこの夏の18日間のことが書かれている本をすでに持っており、読み込んでいたためでした。
その本こそ未来で美雪が書く「時を翔ける少女」であり、保彦が探していた本でもあります。
時系列をまとめます。
・1992年7月3日、旧校舎にて突然現れた保彦に出会う
・1992年7月4日、保彦から目的などを説明される
(7月3日から7月12日の間のいずれかの日に10年後の自分が自分の部屋に「時を翔ける少女」を置きに来る、そしてその本を読み込む)
・1992年7月12日、保彦とクラスメートが自宅の蔵に来る
・1992年7月18日、夏祭りにて増田亜由美に妨害を仕掛けるも、保彦に記憶操作される
・1992年7月21日昼、旧校舎崩壊事故に巻き込まれるが、薬を使わずにとっておく
・1992年7月21日夜、保彦と別れる際に保彦を脅し、クラスメート全員を物語を体験させないように保彦に記憶操作させる。
・2002年、桜井唯、長谷川敦子を殺害
・2002年8月31日、カラオケ店で茂の演説を聞いた後、薬を使って1992年にタイムリープし、「時を翔ける少女」を自分の部屋に置いてくる。
いつ持ち込まれたかは不明ですが、未来の友恵が1992年に「時を翔ける少女」を持ち込みます。
それを中学生の友恵が読むことで保彦の行動、目的がすべてわかります。
その上で保彦を手に入れる方法を思いつきます。
そしてそれはイジメをしてきたクラスメートへの復讐でもあったのです。
友恵の計画は複雑なので、次回1記事すべてを使って説明します。
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自分以外の方がリライトの考察をしていらっしゃって、自分の考察が間違っていたということに気付いたりすることがあります。
結構曖昧な点が多々あるのでお気づきの際はコメントなどでお知らせください。
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